「糸悸折々、色織々の七十二候」第十一候 桜始開(さくらはじめてひらく)

桜始開(さくらはじめてひらく)

おはようございます。

今朝も少し寒かったですね。
パパ上のママチャリに飛び乗り、近所の大中公園に向かったのは6:00AM過ぎ。
ハンドルを握る切れそうなくらいにかじかむ指を代わり番こにポッケに入れながら、
唯一地元でご自慢の高田千本桜の桜並木へと。

まだ一分にも満たなかったかも知れませんが、所々フライング気味に咲く
慌て者の顔を探すのが楽しかったりします。

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天気予報では今週末には一斉に開花するらしく、お花見のピークは
来週末辺りでしょうか。

まず桜並木を北へ走り大中公園へ到着。
そう今日は、saredo -されど- の今年の秋冬用のサンプル製品の撮影と
この連載の撮影も兼ねてたんです。
集まる人生の大先輩の群れ、流れてくるラジオ体操の声を尻目に
まだ夜露の余韻が残る芝生の上で、自分の影を映さぬよう必至になりながら(笑)
恙無く撮影は完了。
我ながら良い sare 道具(されどもの)が出来たと思います、お楽しみに♪

桜には夢見草と言う異名があるんですね。夢のように儚く散るから夢見草、
昔の人のロマンチシズムは、僕たち「誰か Romantic 止めて」世代や
現在の「Narcissistic が止まらない」世代に比べて深みがありますね。

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一瞬のうちにその美しさを開花させ散って行く、だからこそ人は今か今かと
待ち焦がれ、その僅かなひとときを大切に愛でるように過ごすのかも知れません。

昔は花より団子だった僕も、忙しく時間に追われながら過ごす日々に
たまには夢見草を見て夢見酒、忌野清志郎さんの歌ではありませんが、
「ずっと夢見させてくれてありがとう♪」と白昼夢の中でまどろんでみたいものです。

そんな気分を Cactus と RECYCLED COTTON 100 のライトサーモンで。
高田川の水や落ちてた枝垂れ桜の花びらや枝葉にも手伝って貰いました。


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桜のトンネルも少しずつ色づいてまいりました、来週が楽しみです。

帰り際にパパチャリのハンドル握る指はゆっくりと溶け出すように弛緩して、
吹き掛かる風も気持ち生暖かくなったような気がします。

暑さ寒さも彼岸まで。
もうすぐ春ですね。
これはリアルタイム世代でないのでわかりませんが(笑)。