「糸悸折々、色織々の七十二候」第二十四候 麦秋至(むぎのときいたる)

麦秋至(むぎのときいたる)

おはようございます。
今朝は5:00AM起き日曜だから、ロケハン写真も良いかなんて
考えるも雨しとり。
うーんどうしたものかと頭の中で今回の写真の妄想を広げて間もなく止み、
雨の余韻がよいーんと漂う少しシャーマニックな靄がかる朝を駆け桜井へ。

奥さんが僕を撮った遺影か選挙の立候補か?と言うような写真を撮影した
奈良県桜井市の某所。
この場所の寛容さが好きで何か事有るごとに車で通るのですが、
この連載でもリンク出来て嬉しいです。

麦が熟す時期を「麦秋(ばくしゅう)」または「麦の秋(あき)」と
呼びます。あきと言っても実り時、収穫時の秋で、麦秋と書いて
「むぎのとき」と読ませるのも風人好みですよね。

桜井市と言えば三輪素麺
6世紀から7世紀に仏教伝来と共に小麦栽培・製粉技術が伝えられたとされ、
大和三輪において紀元前91年(崇神天皇7年)、大物主命の五世の孫である
大田子根子命が大神神社の大神主に任ぜられ、その十二世の孫である
従五位上大神朝臣狭井久佐の次男穀主が初めて作ったという伝説があります。

三輪素麺 - Wikipedia

素麵に最適な良質の小麦が栽培されていたこと、奈良盆地に吹きおろす
冷たい季節風「おろし」がそうめんの乾燥に適していたこと、
寒冷期の晴天日が多いこと、柑橘類などを栽培する農家の多くが、
農閑期の副業としてそうめん製造を行っていることなどにより、
今も三輪地方が素麵の産地としてその伝統とともに生き残り
日本三大素麵産地として広く知られています。


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そんな黄金色の麦秋(むぎのとき)真っ盛りの小麦畑を借景(失敬)して
Jellyfish のイエローと RECYCLED COTTON 100 のディープフォレスト
グリーン、re-specked cotton のグリーンを大和三山に見立てて。
我が社の軽トラ カヤチャンマン号のスライドドア越しに撮ってみました。

saredo -されど- のマークは歴史ある神社や祠が多い奈良のアイコンである
鳥居の中に s a r e d o の文字を配置したもの。
奥さんと僕の裏 saredo 「しゃしんとことば -されど- 」も祠ネイティブで
誇 NARA ティヴな被写体を追い続けています。

実は三輪素麺にも大神神社の象徴ともいえる、三つ鳥居のマークが付いていて

http://a.imgx.jp/img/user/photo/17/251/407/17251407_x.jpg

ここでもリンク出来ました(笑)。

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一番嬉しいのは七十二候と本当の季節がリンク出来たことですね♪