「糸悸折々、色織々の七十二候」第三十六候 大雨時行(たいうときどきにふる)

大雨時行(たいうときどきにふる)

連日猛暑日が続いていますね。
2日続けて2:30AM頃に暑さで目覚めて二度寝

近頃は夕立と言う風情が不在のゲリラ豪雨と言った降り方が多いのですが
焼け爛れた熱い地面に打ち水するよな夕立が待ち遠しいですね。

夕方になると積乱雲が立ち上り雨を降らす事から「夕立」とする説、
天から降りることを「タツ」といい、雷神が斎場に降臨することを夕立と呼ぶ説、
雷を伴う急な雨の事を「彌降り立つ雨(いやふりたつあめ)」といい、
この語が省略されて「やふたつ」になり「ゆふだち」になった説などがあります。

また夏の季語であり、歳時記などではゆだち、驟雨(しゅうう)、白雨(はくう)、
喜雨(きう)村雨(むらさめ)とか、激しく降る雨を銀の竹に例えて
銀竹(ぎんちく)と言ったり、雨一つとってもやはり昔の人の感受性の豊かさに
見習うべきところがありますね。

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と言うことで、たまにはたらいをひっくりかえしたような雨が降ることを
待ち望みつ、季節の花で恋忘れ草とも呼ばれる萱草(かんぞう)を
Cactus のシグナルレッドと RECYCLED COTTON 100 のサンキスドで、
同じく L・グレーの ito で銀竹をイメージ。

内側の盥(いかにも「たらい」らしい字だったんですね)には
藍錠(愛情)染めの染料がこびり付いて、これも使い込んだ味かなと
放置しているんですが、僕たちも結婚してはや七年。
恋忘れ愛(藍)となったのでしょうか。

ベンガラ染めをしてからやたらにこのネタを押してますが藍(愛)の
賞味期限は如何に?
大丈夫、愛(藍)は永遠とも言いますから。

奥さんに見放されないよう頑張ります(笑)。