「糸悸折々、色織々の七十二候」第六十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)[12/12〜16]
熊蟄穴(くまあなにこもる)
こんばんは。
またブログの更新が遅れてしまい申し訳ございません。
12月に入って出展販売が少し落ち着き、来秋冬の糸のご提案に
各地へお伺いさせて頂きながら、有り難いことに春夏向けのオーダーを頂戴し、
出張、出荷、出張、出荷とまさしく師走、貧乏暇なしの日々でございます💦
12月10日くらいから振り返りますと…
東京から帰って東京からのお客さまと加工場さんや工場さんを巡り、
お金では買えない技術やノウハウの継承の難しさを痛感したり
(消費者、いや、生活者の皆さまには made in Japan のモノって
冗談抜きでますます希少なものとなって来ているんですよ!と
僕たちには伝える役割があるように思います。色んなことと鬩ぎあいながら、
夢を壊したらアカンから表向きは憧れを抱けるようなことを中心に
このブログでもご紹介するようにしていますが、ニッポンのものづくりに
携わる人たちは生き残りをかけて必死で歯を食いしばって頑張っています。
設備を持っていない僕たちはその素晴らしさを伝える「価値づくり」を
改めて自らの使命とし、日々アタマでカラダで考えて参ります)。
11日は今年最後の出展、tsunagumarket vol.4。お越し下さったお客さま
ありがとうございました!
僕たちは1日だけ、僕は準備と片付けのみで申し訳なかったですが、
主催のみゆさん始めたくさんの出展者のかたたちと交流し、つながることが
出来た素敵なイベントでした。
またいつか皆さまとご一緒させて頂けましたら、ありがとうございました!
そして出張先や年の暮れでの頂きものなど
今年もお世話になりありがとうございます!そして結構なお品を頂き誠に
ありがとうございます!
ブック帳作りで使わせて頂いたり、美味しくいただかせて頂いたり♪
来年も増々のご発展をお祈り致しますと共に、末永いお付き合いのほど
よろしくお願い申し上げます。
12(土)はもはやライフワーク?の年末名古屋、極私的極楽的写真にて失礼をば
去年のレポートと言うか自分の中での整理もまだヤルヤル詐欺にて未だ出来ず
何の面下げてと思われるかたも在るやも知れませんが、
やはり来て良かった「第14回 ACID MOTHERS TEMPLE 祭」@今池 Tokuzo 。
昨年のライブが昔河端さんの明日香のお宅にて聴かせて頂いたデッドの
Europe '72 ?の Paris での演奏のように、ドラムの兄ィこと志村さんの
卒業のことを知っていたこちらの感情の機微、さざ波を演奏しながら
コントロールするような、アンサンブルが離合集散するように見えながら
ある地点から一点集中し高みへ駆け上るようだったのに対し、
今年は始めから最後までずっしりと、新加入の NANI 君のドラムと津山さんの
うねりながらうたうモンスターベースがダンサンブルではなく、重心がもっと低い
ファットなグルーヴの煙が足元から燻されねっとりと纏わり付くような、
足腰キメられてから東さんの顳顬(こめかみ)から注入する宇宙音、
河端さんの湯加減剛柔自在のギタシャワー、田畑さんの溶け行くようなギタレルヤが
前後左右、耳腔と時空を行き来して脳内を巡礼す。
相変わらず何言うてるか良く判りませんが(笑)。
僕にとっては音楽であり音薬。と言っても全然ヤバいものに手を出さずとも
こんなにハッピーに心地よく踊り倒せて湯治の出来る音泉みたいなもので、
浸かりまくって嬉しい湯あたり、ならぬ、音あたりの夜でした。
去り際も津山さんらしいと言うか、ホンマか冗談か本気か判らん感じでしたが(笑)
志村さんの時もそうでしたが満身創痍、もう弾いたらアカンくらい
ボロボロになってもう限界と言うところまで、そんなことはおくびにも出さず
全身全霊で弾いてはるのが音でわかります。
もののあはれと言うか、諸行無常と言うか、儚さ故の格好良さと言うか。
やっぱヴァーチャルも大事か知らんけど、見れる時に見れるもんはこの目で
見とかんと。今まであんなどてらい、誰にも弾かれん、アンプでもベースでもなく
弾く人間が爆音で、ブリブリで、歌心のあるベースと剛柔軟硬変幻自在の
ミラクルヴォイスを聴かせてくれてありがとうございました。
これからはギタリスト(と言うかマルチプレイニスト)としての津山さんを
追いかけて行こう。そしてこの後の ACID MOTHERS TEMPLE が
どのような変貌を遂げるかも。
おつかれさまでした!
壁に鎮座ましますは、東さん所蔵のカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品群
よく見ると元愛弟子ヒロボンさんの「あらヤダ」解説が。
兄弟子アツボンの査定によるプライスも!
あらヤダ!皿ではなく客の目が回る寿司屋の壁みたい♪
何だか胸騒ぎと思ってよく見れば¥億ぉ〜く千万♪
僕自身様々と言っても浅く狭く食指の赴くまま雑多に音に触れ美に触れ
血肉と出来ているかは判りませんが、それらに多大な影響を受け、
今の自分の活動があるように思います。
その中でも AMT はその音、そしてメンバーの方々から受けた影響は
これまたちゃんとbackbone と出来てるかは別としてどデカいです。
上の作品群なんて、現代アートにも、フォークアートにも、アールブリュットにも
多分どのジャンルにも属さない(属せない?)、どこにもカテゴライズ出来ず
ある意味箸にも棒にもかからない微妙な(笑)作品群に解説、価格を提示して、
作品そのものの良さと純粋に自分自身の審美眼を持って対峙することなく、
盲目にありがたがったり、無批判にその権威に従い受け入れると言うような、
日本(人)ではよくあるメジャーになったとたんに勝手に一人歩きするような
権威主義に対する痛烈なアンチテーゼ、言うか F◯CK OFF なんやろか、とか。
いや、単純にオモロいからやってるだけやと言われそうですが、この姿勢も
含めての AMT にやっぱ男どアホウやどてらいを感じずには居られません。
と言うことで、極私的でありながら極糸的に私のやることに多大な影響を
勝手に受けまくっている AMT をこれからも追いかけて行こうと
再認識した夜でした。
終演後打ち上げの時に◯めちゃんに撮って貰った写真をお借りして、ありがとう!
来年はほんと山の上で会いたいねー。
その後、宿に帰る奥さんと腹拵え、未だきも善の肝にありつけたことが
ありませんが名古屋の味を堪能。
の後、更に打ち上げに合流するも、呑むより呑まれる男は撃チーン(笑)
言うことで、久しぶりに東さんと、正午なりの石田さんご夫妻とは初めて
ご一緒してその出会いから今までの名古屋の裏歴史を拝聴しながら記憶が
フェードアウト。
3時頃ハタと目が醒めて、丁度名古屋新猫屋敷に帰られる河端さんや
liquidbiupil の御二方が帰られるタイミングにご一緒して失礼させて頂いたのでした。
acidbrothers and sisters の皆さま、また名古屋にて会いましょうぞ!
翌日はこれまた年末恒例「 Sky Shine @彦根 スミス記念堂」で滋賀行きの
acidbrothers and sisters さんたちに羨望の眼差しを送りつつ、こちらも
恒例となった奥さん孝行的名古屋観光。朝一はこちら↑やこちら↓へ と。
YLANG YLANG さんとはIGで繋がらせて頂いていて、リノベーションや
家具などのデザインをされている素敵なご夫婦?ユニット。
次回は開いている時に伺ってみたいです♪
からのこちらも恒例カジタさん。店舗もリニューアルされて、朝からその
スペシャリテな珈琲とおデザを堪能。
珈琲とチョコートは、ポン酒と背の青い焼魚と同じく禁断の組み合わせ、
くぅ〜、言うて一人悶絶してました(笑)。
写真はありませんが、こちらも恒例となって来た観光ルート猫洞通の sahan さん、
東区の gallery feel art zero さんへ、のご近所の公園での第六十二候となりました。
熊蟄穴(くまあなにこもる)と言うことで冬籠りする熊の手(前足)を
イメージした Tortoise のチャコールと、勝手に冬の川で鮭狩りをする熊を
イメージして re-specked cotton の M・グレー、L・グレー、インディゴと
Tortoise のデニムを配置。
今回 Tortoise が二つ登場するのは実は、以前第十四候の鴻雁北と第三十九候の
蒙霧升降で Tortoise の M・グレーをダブって使ってしまったことの調整と言う
オトナの事情も相交えながら。
前日ライブ前に立ち寄らせて頂いた名東区の うつわと暮らしのもの mokodi さんで
購入した宮崎県高千穂郷の稲わら細工のお正月飾りはなんと平和結び♪
三つの輪は、それぞれ太陽、月、地球を表していて、それらが繋がりあっている
様を表現して、自然災害の多い昨今、平和を祈り、人と人の繋がりを大切にしたい
という思いを込めて作られた作品です(以上、HPより)
と言う、このプロジェクトとドンズバでリンクした、平和マニア(僕ですw)
垂涎の正しく「わらの和(輪)」を今回はご一緒して。
なので熊の手の色もツキノワグマ色と言うことに妙に納得して(笑)、
正にこのわらの輪に込められた思いを世界に向けて祈り、発信して行けたらと
願う年の瀬でした。
ますますグルメブログ化が進んでおりますが、食べたものを記録しておくと
どこで何をしていたかの記憶も何故か時系列で戻ってき易い為悪しからず。
遅い昼ご飯と言うかもう時間は晩ご飯、な時間にランチをやっているのはココ、
と言うことで広小路キッチンマツヤで名古屋めしを堪能し帰途についたのでした。
次回は mokodi さんで教えて頂いた洋食屋さん(ショップカード奥さんが
持っている為お名前失念失礼)をリベンジ、と言うことで来年も行きますよ
名古屋、楽しい年末をありがとう!