「糸悸折々、色織々の七十二候」第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

黄鶯睍睆(うぐいすなく)

昨日も寒い日でしたね。春の訪れどころか夕方からは粉雪舞う厳しい寒さの一日でした。


でも祖母が大事にしていた我が家の梅の木は、八切れんばかりにたくましくその蕾を膨らませ、まさしく東風を待って春を告げるタイミングを今か今かと図っているようです。

見えにくいかも知れませんが左上にはフライングplum-blossomが一輪。こういう抜け駆けっ子を見つけると何だか春を先取りできた気分になりますね。

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鶯の春を告げる囀りは「初音」と呼ばれますが、多分我が家の庭ではケキョ、ケキ、失礼、キケそうにないので(笑)、鶯色に近いCactusのオリーブを添えてみました。

でも本当は鶯色って鶯の背の色で、緑に茶と黒のかかった色なんですよね。
上のような一般的なイメージの黄緑がかった鶯色って目白の羽の色との混同みたい。
だとしたらオリーブではなくイエローキャメル、もしくはカーキモス辺りの方が良かったのでは、とも思いましたがやはり春を想起させてくれる明るい色が良しとしておきました。

色の世界も奥深いですよね。この連載を続けてたらまだまだ学ぶ事がたくさんありそうです。