「糸悸折々、色織々の七十二候」第六十八候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
水泉動(しみずあたたかをふくむ)
こんばんは。昨日は結構冷え込みましたね。
お昼少し緩みましたが冬はこれくらいでないと、
と言う感じの気候でした。
朝7:30頃は日は昇ったと言えどもまだまだ寒く、
凍えながら撮った写真がコレ。
水泉動 とは地中で凍っていた氷が溶けて動き始める時期、
と言ってもコレから大寒に向けて更に寒くなって行くのですが、
土の中ではちゃんと春に向かって季節は胎動を始めていると言うことを、
昔の人は伝えたかったのかも知れませんね。
そんな溶け出し動きだした地中の氷水を re-specked cotton の
L・グレーとM・グレーとビー玉で。
その上にはこの季節季語ともなっている寒鰤をCactus の
D・ネイビーでイメージ。
一緒にすると溶け出した地下水の上で海水魚が泳ぐアヴァンギャルドな
図となるやも知れませんが、鰤と組み合わせた時には下の水は、
荒れ時化る冬の日本海大海原をイメージしてね❤️
と言う無茶ブリお許し下さいませ(笑)。
と、今回はいきなり七十二候から攻めてみました。
一月第一週はお客さまとのご挨拶、そして新年早々より工場さんへの
rin -輪- cotton の出荷も。ありがとうございます!
金曜日は地元奈良の靴下業界の組合の新年交歓会。
組合を挙げての靴下産地ブランドのお披露目があったり。
大企業には波及したと言われている?アベノミクスの効果が僕たち
圧倒的多数を占める中小企業に未だあらわれることも無い中、
アベノミクスが猿も木から落ちると成らないよう祈念しながら
生き残りをかけて危機感を持って挑む、と言った言葉や
ラグビーやマラソンなどのスポーツは不断(普段)の努力を
積み重ねた分しか自分に返って来ない、でも積み重ねた経験や技術は
裏切らないのと同じように、日本の企業が誇れることとは、
コツコツと愚直にそのような経験や技術を積み重ねて
自らの力としていけることだ、というような壇上のかたの
言葉に頷きつつ、ご出席の皆さまとご挨拶、ご歓談させて頂きました。
あらためまして本年もよろしくお願い申し上げます!
翌9日土曜は朝から三輪さんへ。
いつもは毎月1日の三輪さんぽも1月は地元の氏神さんの初詣が
我が家の恒例行事の為、この日に。
お正月モードの鳥居をくぐり抜け
ツンとした冷気が鼻先から抜けて本殿へ
イマイチまだ実感出来ない申年ムードにつつまれて🐒
仮本殿があった場所には
今まで一回くらいしか撫でたことの無い?こちらや
恒例のこちらも健在で
名前書いたら余計にエゴ丸出しな気がしたので敢えて匿名希望と
させて頂きました。すみません、犯人は私です(笑)。
人気の無い朝の NEW 麺屋で♪
と唄ったかどうかは定かではありませんが、この辺を歩くと
冬越えさ 季節の変わり目さ くしゃみをひとつ♪
と唄いはしませんでしたが頭の中ではリフレイン。
調べてからの後追いですがこちらのほうがしっくりとくる感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=gEVzPxhZRqA
鳥居を抜けたところの店先で蒸籠で蒸された笹団子を土産にし
村上かど店ことみぬき屋のおばちゃんとも新年の挨拶を交わし
今年一発目の三輪さんぽ終了。
去年今年 さる年来たりて また一年 されど三輪路を 歩みつづけて
年明けて新年に思うには、また去る(申)年がきてもまた一年と、
幾年が去っても saredo -されど- は、三つの輪と和の「わたの和」
rin -輪- cotton プロジェクトを通じて日本から世界の平「和」へと
「輪」が繋がるよう、再生コットンを通じ、限りある資源の
持続可能性について考え続けて行くことが出来ればと思います。
ちょっと三輪路に無理矢理掛けてる感は否めませんが、
また毎月三輪さんぽを着実に積み重ねて行くと言うことで
お許し頂けましたらと(笑)。
今月も、そして今年一年も何卒よろしくお願い申し上げます🙇
お昼からは和泉市のこちらへお出かけ。
お世話になっているニット作家能勢マユミさんにより、風呂敷とかばんの
中間のような、江戸時代から伝わる日本版のエコバックであるあづまぶくろを
ニットで様々な編み柄を組み合わせて新しく素敵に表現した作品がたくさん。
奥さんも写真のお気に入りを一つと、尾道の皮作家 toco さんの ポンチバッグ
と言う、切りっ放し部分も愛らしい革製収納ケースをお持ち帰り。
そう、2月には滋賀の皮作家 ヌイトメル さんの個展もあるそうです!
能勢さんの展示は1月30日までの金土日が営業日となっていますので
ご興味ある方は是非お越し下さいませ。
その後同じく和泉市にある ANTRY さんにも寄らせて頂いてお買い物、
古い織物工場を改装した広い店内に様々な衣食住にまつわる暮しのものが
並び、PARTS&SUPPLY と言う DIY セルフリノベが出来るパーツ専門店も
併設されておりワクワク、また伺いたいお店でした。
その後富田林の 喫茶マメトコナ さんへ。閉店ギリギリにも関わらず
快くお迎え頂きありがとう〜!
テッパンのフレンチトーストにサツマイモとリンゴのスープにほっこり。
今年もよろしくお願いしますね〜!
10日日曜は朝から奈良市の空櫁さんへ
昨年も参加させて頂いた庭師土屋裕さんによる「こたつ茶会」。
以前住まわれていた名古屋で習った茶道がきっかけで、庭師のお仕事に
つかれたとのこと。
奥さんが時折通わせて頂きお世話になっているつちや織物所の土屋先生や
中に入って nanalight ことナナコちゃんご一行ともお会いしてご挨拶。
茶道について何の知識もないのに正客にご指名頂き緊張。土屋さんの
おもてなしやしつらえの心に対し、頼りない正客で皆さま失礼致しました。
お手前のあとこちらもお楽しみ?火鉢で焼く餅にゴマだれの相性が抜群でした。
開催中だった 川井 有紗 さんの展示も見れて良かった。花びらや種、貝殻、
流木などの自然物を使ったアクセサリーやオブジェは、僕の好きな
キーファーの作品のように、作品になって尚その自然物が纏って来た過去と
これから刻んで行く未来と言う時間軸を繋ぎ紡ぎ続けて行くような
点ではなく線としてその歴史を身に着けることが出来るような不思議な
感覚の作品でした。
そしてお昼は久しぶりの南果 さんへ。
もちろん他のおかずも美味ですが、時折無性にこの玉子焼を食べたくなります。
2月の某パン屋さんでの展示の打ち合わせに来ていたチロルのみっちゃんさんや
COZY FACTORY のひぐさん、かなっぺちゃんたちともお会い出来て嬉し♪
苺のロールケーキもしっとりふんわり美味でした。ごちそうさまでした!
その後 fangle さんや新しく出来た鹿の舟さんにも伺って。
空樒さんから何度もお会いするかたたちや、偶然出会ってご挨拶
させて頂くかたたちも居られ、人との出会い、再会に溢れた二日間でした。
そして、昨日11日月曜はこちらへ。
久しぶりの KING OF INARI 。#伏見稲荷大社#おいなりさん#商売繁盛#世界平和
頂上の末廣大明神までなんとかかんとか石段昇り
昔婆ちゃんがやってたのに習って末廣さんの全部のお社に拝んで下山。
僕の中での伏見ナンバーワンB級グルメは伏見工業高校前のきらくどうさんの
ベチャ焼き。柔い目の生地の独自のお好みに舌鼓打って、帰りに豆パン屋
アポロさんに寄って帰宅(今年もよろしくお願い申し上げます)。
たくさんの皆さまとお会い出来た三連休でした。